「ガンマ」 “Gamma”
オプションのリスク指標のひとつ。原資産レートの変化に対するデルタの値の変化率である。
例えば、ガンマが4%というのは、ごく小さい範囲で原資産のレートが変化した場合、その変化分の約4%、デルタが変化することを意味している。ガンマの値 が大きいときはデルタ・ヘッジによってデルタ・ニュートラルにしてあっても、原資産レートの変動により「ヘッジしすぎ」や「ヘッジが不足」、という状態に なりる。
ユニットオプションについては通常ガンマ値を提示することはあないが、常に提示されるデルタ値の変化を観察することで、ガンマの影響を把握することができ る。通常行使レートの近辺でもっともガンマの値は大きくなり、イン・ザ・マネーおよびアウト・オブ・ザ・マネーになればなるほどガンマの値は小さくなり、 オプション価格の変化が直線的(デルタがおよそ一定)になる。
「決済リスク」 “Settlement Risk”
金融機関が相手方から対価を受け取ることを確かめる前に自己の資金を払い出ししてしまう事によって生じる。決済リスクは、次の様な内容を含んでいる。
(1) 銀行、顧客又は取引相手による契約不履行のリスク
(2) 受渡日に正しい商品の受け渡しが出来ないリスク
(3) 正しい場所で正しい商品の受け渡しが出来ないリスク
「原資産」 “Undelying Asset”
オプションの権利行使の対象となるものの事。通貨オプションにおいてはある2通貨間の外国為替である。
「権利行使」 “Exercise”
オプションの買い手が売り手に対して、オプション契約に基づいて現商品を権利行使価格で売買することを請求する事。